当メディアはZenken株式会社が制作・運営し、一部のコンテンツはジャパン マリンユナイテッド株式会社のスポンサー提供のもと制作されています。
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コロナ禍を抜け、航空需要の急回復に伴い、今世界中で「飛行機が足りない」という事態が起きています。
この記事では、モノづくりとしての航空業界に焦点を当て、記録的な受注残高や、水素航空機・空飛ぶクルマといった次世代技術、そして「流体力学」でつながる造船業界との関係について解説します。
「巨大な機械を自らの手で動かしたい」という想いがある方は、空(航空機)だけでなく、海(船舶)の視点も持つことで、エンジニアとしてのキャリアの幅が劇的に広がります。
旅客数の回復を受け、航空会社は新しい飛行機の発注を急いでいます。これにより、航空機製造業界は「超・繁忙期」に突入しています。
ボーイングとエアバスの2社を合わせた受注残高(バックログ)は、2025年末時点で約1万5,000機という過去最高水準※に達しました。
現在の生産ペースではすべて作り終えるのに10年以上かかると言われており、日本のサプライヤー(部品メーカー)に対しても、長期にわたる増産要請が来ています。
とくに日本企業が存在感を示しているのが、航空機エンジンです。
IHI、川崎重工業、三菱重工業の重工大手3社は、世界中の航空機エンジンの開発・製造に深く関与しています。「世界の空を飛ぶ民間機の主要システムに、日本の技術が入っている」と言っても過言ではなく、長期的な成長が見込まれる分野です。
機体を作る技術は、環境性能と新しいモビリティへと進化しています。
次世代の航空機として開発が進むのが「水素航空機」です。
2024年には、欧州エアバスと日本の東芝が提携を発表しました。東芝が持つ「超電導モーター技術」とエアバスの機体設計技術を組み合わせ、将来の水素航空機の実用化を目指すこのプロジェクトは、日本の技術力が世界を変える好例です。
2025年の大阪・関西万博での実証を経て、空飛ぶクルマはいよいよ「量産と商用運航」のフェーズに入りました。
都市部の渋滞解消や離島への輸送手段として、2026年以降、法整備と機体認証が加速しています。自動車メーカーからの参入も相次いでおり、航空と自動車の技術が融合する時代になっています。
航空機エンジニアを目指す学生に、ぜひ知ってほしい業界があります。それが「造船業界」です。
実は、飛行機が空を飛ぶのも、船が水を進むのも、物理学的には同じ「流体力学」の原理です。
空気抵抗を減らすボディの設計と、水の抵抗を減らす船体の設計。扱う流体(空気か水か)は異なりますが、エンジニアに求められる基礎となる考え方には共通点があります。
造船業界では、全長300mを超える巨大構造物を国内で設計・製造する機会があり、航空分野で培った流体・構造の知識を活かして海の分野で活躍する技術者もいます。
巨大な航空機を完成させるには、数万点もの部品をまとめ上げる高度なチームワークが必要です。
| 職種 | 主な役割 |
|---|---|
| 機体・装備品 設計 |
図面を引く上流の仕事 流体力学に基づいた形状設計や、油圧・電気システムを設計します。 近年は3D CADを用いたデジタル設計が主流です。 |
| 生産技術 | 「作り方」を創る司令塔 設計図通りの機体を、いかに効率よく、高品質に量産するかを考えます。 工場ラインの設計や、AI・ロボットの導入も担当する重要なポジションです。 |
| 品質保証 (QA) |
安全の最後の砦 数百万点の部品一つひとつが規格を満たしているかを検査・管理します。 国際的な認証取得にも関わる、高い専門性が求められる仕事です。 |
| 資材調達・ サプライチェーン |
世界中から部品を集める 世界各国のサプライヤーと交渉し、必要な部品を納期通りに調達します。 文系出身者も多く活躍し、グローバルなビジネススキルが磨かれます。 |
日本の航空宇宙産業を支える重工メーカーの待遇は、業績好調に伴い上昇傾向にあります。
航空機ビジネスはグローバルな交渉の連続です。「いつまでに、どの部品を、いくらで調達するか」を管理する生産管理や、海外エアライン・メーカーとの契約を担当する営業職をはじめ、文系出身者がリーダーシップを発揮する場面は多岐にわたります。
MRJ(スペースジェット)の開発は中止となりましたが、政府は2035年以降を目処に、水素をはじめとする新技術を用いた次世代旅客機の開発プロジェクトを立ち上げています。これからの10年は、日本の航空機産業が再び完成機製造に挑む再挑戦の期間となります。
●航空機:1グラム単位の軽量化を追求する繊細さと、厳しい安全基準をクリアする精密さが魅力。
●船舶(造船):街一つが動くような圧倒的スケールと、一品生産(オーダーメイド)できる点が魅力。
どちらも「流体力学」を駆使して世界を動かす点では兄弟のような業界です。まずは両方の現場を見て、自分の肌に合うスケール感を感じてみてください。
過去最高の受注残高を抱える航空機メーカーは、水素航空機やeVTOLといった
次世代モビリティへの転換期を迎えています。
そして、その技術の根底にある「流体力学」は、造船業界とも深く通じています。
空の精密さと、海のダイナミズム。
視野を広げて両方の業界を知ることで、あなたがエンジニアとして活躍できるフィールドは、地球規模へと広がるはずです。