当メディアはZenken株式会社が制作・運営し、一部のコンテンツはジャパン マリンユナイテッド株式会社のスポンサー提供のもと制作されています。
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造船業界に興味はあるけれど、「どんな学部で学べば活かせるのか」「文系からでも就職できるのか」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
造船業界は理系のイメージが強いかもしれませんが、文系出身者が活躍できる職種もあります。学生時代に学んだことを活かせる仕事や、取得しておくと役立つ資格もさまざまです。
この記事では、造船業界で活かせる学問分野を文系・理系に分けて紹介します。学生時代に取得しておくと役立つ資格や、入社後に取得を目指せる資格も紹介するので、進路選びや志望動機を考える際の参考にしてください。
造船業界には、設計や生産管理、品質管理、研究開発など、理系の専門知識を活かせる仕事が多くあります。ここでは、造船業界で役立つ代表的な4つの学問分野を紹介します。
船舶工学・海洋工学は、船や海洋に関する技術を学ぶ分野です。船体の構造や推進性能、安全性、海洋環境との関わりなど、船づくりに必要な知識を幅広く身につけられます。
大学や大学院で船舶・海洋系を専攻すると、基本設計や詳細設計、研究開発などの仕事で、学んだ知識を活かしやすくなります。水槽試験や造船所見学などをカリキュラムに取り入れている学科もあり、実際の船づくりへの理解を深められるのも特徴です。
船舶・海洋系の学科は、ほかの工学系分野と比べると設置している大学が限られています。船や海洋に関する専門知識を身につけたい方は、学べる内容や研究分野を調べながら進学先を選ぶとよいでしょう。
機械工学では、機械の構造や動力、運動などについて学びます。材料力学・流体力学・熱力学・機械力学といった基礎を身につけられるため、船のエンジンや推進装置、機関プラントなどの設計にも知識を活かせます。
機械系の学生は、設計や生産管理、研究開発など、さまざまな技術系職種を目指せます。船舶工学を専攻していなくても、機械工学で学んだ知識を活かして造船業界で働くことは可能です。
船には、エンジンの制御装置や航海計器、通信機器、照明、空調など、さまざまな電気・電子システムが搭載されています。電気・電子工学で学ぶ回路や制御、電気設備などの知識は、電装設計や品質管理、研究開発などの仕事で役立ちます。
近年は、自動運航船やデジタル技術を活用した船づくりも進んでいます。センサーや制御技術などを学んだ経験は、船の電装設計だけでなく、システムの開発や生産現場の改善にも活かせます。
船づくりでは、鋼材などの材料選びや溶接、塗装にも専門知識が必要です。材料工学や化学では、材料の性質や化学反応などを学ぶため、品質管理や研究開発などの仕事で知識を活かせます。
例えば、船体の腐食を防ぐ技術や、用途に合った材料の選定、環境に配慮した塗料の開発などが活躍の場です。次世代燃料を使う船の開発でも、燃料の性質に合った材料や設備の検討が必要になるため、材料工学や化学の知識が役立つでしょう。
造船業界では、文系出身者も営業や調達、事業企画、海外業務など、さまざまな仕事で活躍しています。ここでは、特に仕事とのつながりがわかりやすい2つの学問分野を紹介します。
造船業界では、海外の船主や海運会社と取引することがあります。また、船づくりに必要な資材や機器を海外のメーカーから調達する場合もあり、英語を使って商談や契約の手続きを進める機会があります。
外国語学部や国際関係学で学んだ語学力や異文化への理解は、海外営業や調達、国際業務などで活かせます。入社時点で高い語学力が必須とは限りませんが、英語でのやり取りに慣れていると、担当できる業務の幅を広げやすくなります。
造船業界では、営業や調達、事業企画、経理など、コストや取引、事業運営に関わる仕事も重要です。経営学や商学、経済学で学ぶ会計や経営戦略、マーケティングなどの知識は、こうした仕事で役立ちます。
特に調達職では、鋼材やエンジン、電子機器など、船づくりに必要な資材や機器を仕入れます。価格や品質、納期などを踏まえて取引先と交渉するため、コスト管理や交渉に関する知識を学んでおくと、実務でも活かしやすいでしょう。
造船業界では、大学・大学院の出身者だけでなく、高等専門学校(高専)で学んだ人も活躍しています。高専では、一般的に本科で5年間、さらに専攻科に進むと2年間、専門的な工学教育を受けられます。実験や実習を通して技術を身につけられるのが特徴です。
機械系や電気電子系、材料系などで学んだ知識は、造船会社の設計や生産管理、品質管理といった技術系の仕事で活かせます。高専で身につけた専門知識や実習経験を活かして、造船業界への就職を目指すこともできます。
造船業界への就職にあたって、すべての職種で必須となる資格があるわけではありません。ただし、志望する仕事に関連する資格を取得しておくと、学んできたことや身につけたスキルをアピールしやすくなります。ここでは、学生時代に取得を検討したい資格と、入社後に目指せる資格を紹介します。
学生時代に取得を検討したい資格には、次のようなものがあります。志望職種との関連性を考えながら、自分に合ったものを選びましょう。
設計職ならCAD、海外業務なら英語など、志望する仕事に関連する資格を取得しておくと、志望動機や自己PRでも学習の成果を伝えやすくなります。
造船会社に入社してから、担当する仕事に応じて取得を目指せる資格もあります。例えば、次のような資格が挙げられます。
資格が必要かどうかや、取得が評価されるかどうかは、職種や会社によって異なります。会社によっては、資格取得に向けた講座の費用補助や受験料の補助など、支援制度を設けている場合もあります。入社後に実務経験を積みながら、担当する仕事に合った資格の取得を目指すのもよいでしょう。
造船業界には、理系・文系それぞれの学問を活かせる仕事があります。船舶工学や機械工学、電気・電子工学などの専門知識はもちろん、語学や経営、商学などで学んだことも、設計や研究開発、営業、調達といったさまざまな職種につながります。
資格は、造船業界への就職に必須とは限りません。志望する仕事に関連する資格を学生時代に取得したり、入社後に必要な資格を目指したりすることで、知識やスキルを伸ばしていけます。興味のある職種を調べ、自分の学んでいることをどう活かせるか考えてみましょう。